こんばんは♪
本日はアンダーテイルの記事の続きをお話していきたいと思います。
以前に、キャラ・アズリエルのキャラクターについてお話をしましたが、今回は『過去に起きた惨劇』についてお話をしていきます。
尚、キャラ・アズリエルについての記事は以下になります。
そして、毎度のことながら、今回も多大なるネタバレを含むため、見たくないという方はブラウザバックを推奨します。
過去に何があったのか?
さて、このゲームにはエンディングが3種類あり、Nルート・Pルートにて過去にあった出来事が少しずつ解明されるようになっています。
まずNルート。
このルートでは、後半のとある場所から、モンスターが立て続けに過去のお話をしてきます。
それによると…
『201X年。イビト山から地下世界に迷い込んだ最初の人間"キャラ"。
キャラは、怪我をしていた所をモンスターの王子である"アズリエル"に助けられ、その後彼の両親である"トリエル"、"アズゴア"と共に過ごすようになります。
彼らはキャラを家族として暖かく迎え入れ、アズリエルとは親友に…トリエルとアズゴアは本当の子供のように愛情深く接してくれました。
ところがある日、キャラは治る見込みのない重病にかかってしまいます。キャラは最期の願いとして「故郷の村の花畑を見たい」と言います。しかし…モンスター達にはどうすることもできず、翌日キャラは亡くなってしまいました。
その時…悲しみにくれたアズリエルはキャラの魂を取り込み、凄まじい力を持つ存在へと姿を変えてしまったのです。
キャラの最後の願いを叶えるべく、ニンゲンの力でバリアを破り、キャラの遺体を抱えて故郷の村へと向かうアズリエル。村に辿り着いた彼は、村の中心にある金色の花が咲き乱れる場所にキャラの遺体をそっとのせてあげました。
…その時です。
地上の人間達はキャラの遺体を抱えたアズリエルを「子供を殺害したモンスター」だと思い込み、攻撃してきます。力を得たアズリエルにとって、人間を皆殺しにする事は造作もないことでしたが、彼は人間達に一切反撃することなく、無抵抗のまま攻撃を受け続け、そしてキャラの遺体を強く抱えて微笑みながらその場を立ち去りました。
致命傷を負いながらもなんとか地下世界へと舞い戻るアズリエル。しかし、城に辿り着いた所で力尽き、彼の体は塵と化して庭園に散ってしまいました。
「人間はまたしても我々から大切なものを奪うのか…!?」2人の子供を一度に失ってしまった両親は泣き崩れ、アズゴアは今後地下世界に迷い込んだ人間を全て殺すという方針を打ち出すこととなります…』
・・・これがNルートで語られる過去の物語です。これだけを見ると、とても悲しいお話ですね。
しかし、このお話には裏があるのです。
そしてそれは、Pルート最終のアズリエルとの会話で明らかになります。
以前の記事でも書きましたが…『キャラは人間を憎んでいたのです』。
アズリエルはこう語ります。
「キャラと魂が一つになった時…体の支配は僕達の間で分かれていたんだ。
キャラは自分で、魂の抜けた自分の体を持ち上げた。
そして人間の村に行った時キャラはこう言った…全力で攻撃しよう…って…」
つまり、
『アズリエルがキャラの魂と融合した際、彼の半分をキャラが支配しており、力を得たキャラは人間を皆殺しにする為に故郷の村に戻った。
しかし攻撃を加えようとしたその時、アズリエルによってキャラの意識を抑え込み、致命傷を負いながらも地下世界へと逃げ帰った』
ということです。
その後力尽きたアズリエルはソウルを失った状態でフラウィとして転生し、アズゴアは人間の命を奪うという行動を取る事となります。
更に、キャラが重病になったキッカケである事件も、キャラ自身の自作自演の可能性が示唆されています…。
そう…つまり、この一連の事件のキッカケを作ったのは『キャラ』ということになるのです。
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これが、Pルートで判明する過去の出来事の真相です。
ここまでキャラが人間を憎悪していたのはなぜなのか?
どうしてキャラはイビト山に登り、地下世界でモンスターと出会ったのか?
キャラは、人間とモンスターの秘密(融合する事で凄まじい力を得る)について、どこまで知っていたのか?
そして…村を立ち去る際、微笑んだのは一体どちらなのか…?
謎が解明されたかと思えば、また新たな謎が浮かび上がってくる。
アンダーテイルは本当にすごい作品ですね…。
本日はここまでになります。
最後は、Gルートについて日を改めてお話していきたいと思います。
ではでは\(^o^)/