「特典商法」というものを皆さんはご存知でしょうか…?
太古の昔より行われてきた、数ある商法の中の"祖"とも言うべきこの商法…。
〇〇商法についての最新話、更新していきたいと思います。
特典商法とは?
特典商法とは、ゲームの初回生産分や予約などに"特典"を付けて販売するという古くからある商法の事。
これはゲームだけに限らず、アニメDVD・グッズ・音楽・映画(入場者特典)、果ては飲食物など…様々なところで使われている手法です。
また、商品だけでなく『特定のショップで購入する事で特典が付く』場合もあります。
元々は「中古対策として新品の価値を上げる」や「予約数を増やして人気作と言うイメージを作る」というのが目的であり、また初期の頃は"商品のオマケ"程度のものだったと記憶しています。
それがどんどん度を越して、上記の店舗限定特典であったり、バージョン毎に違う特典を取り入れたり、特典そのものにランダム要素(何が入っているか開けてみないと分からない)を取り入れたり…。
"新品の価値を上げる"という当初の目的が、【本体より、特典の方に価値がある】という謎の現象が起こるほどになりました。
何が問題なのか?
昔、プロ野球チップスやライダーチップスなどで『目当てのカード欲しさに大量にポテチを購入し、肝心のポテトチップスを不法投棄した』という問題がありましたが、これと似たようなものです。
特典欲しさに同じゲームをいくつも購入し、本体は中古品として売る。
まぁもちろん不法投棄してる訳でもなく、ゲーム本体は中古品として売られる訳ですし、ユーザーも特典の為に高いお金を払っているのですから、買う側としては特に問題はありません。
…が、ゲーム会社として本当にそれでいいのか?という疑問は残ります。
自分達が試行錯誤を重ねて作り上げた作品を、特典欲しさに購入して、プレイしてほしい肝心のゲームが中古品として市場に出回る…。
会社として売り上げを上げる事が大切なのは理解出来ますが、制作サイドの立場を考えると私としては少し複雑な気持ちになります。
もちろん、特典だけに興味がある人ばかりではありません。ゲームそのものを純粋に楽しみにしていて、ゲーム本体も特典もどちらも大切にするユーザーもたくさんいます。
それに特典商法そのものが悪い訳でもありません。買いたいと思っていたゲームに、更に特典が付くのであれば単純に嬉しいですしね♪
大切なのは、「売る側が、買ってくれる人に本当に届けたいものはなんなのか?」だと思います。
綺麗毎かもしれませんけどね( ̄▽ ̄;)。
最後に。
特典商法の中でも最上級商法と言われる"遊戯王商法"というものが存在します。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね…。この内容については、また次の機会にでもお話しましょう…。
ではでは\(^o^)/