こんばんは♪
皆さんは、以前にGoogleが発表したゲームプラットフォーム『Stadia』のことをご存知でしょうか?
本日はこの『Google Stadia』についてご紹介していきたいと思います(^^♪
Google Stadiaとは?
『Stadia』(ステイディア)とは多国籍テクノロジー企業であるGoogleによる"登録制クラウドゲームサービス"のことです。
ゲーム開発者向けカンファレンス「GDC2019」にて正式発表されたもので、サービスの開始予定は2019年後半予定…ただしアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパの4地域がローンチの対象になっており、日本などアジア地域でのサービス開始は未定とされています。
この『Stadia』は、Googleのデータセンターでゲームを動かし、動画としてプレイを楽しむデータストリーミングサービスのこと。
Googleのデータセンターでゲームを動かすことで、手持ち機器のスペックに捕らわれることなく、PC・スマホ・タブレットなど”デバイスを問わず"に、ゲーミングPC以上(60fpsの4K解像度)のクオリティのゲームを低遅延ですぐに遊べるようになる…という画期的なシステムなのです。
最大の特徴は"YouTubeやウェブのゲーミングコミュニティと簡単に統合出来る"こと。
例えば、YouTubeのゲーム予告編やプレイ動画から「今すぐプレイする」ボタンを押すことで、ダウンロードやインストールの手間なく、すぐさまハイクオリティのゲームが遊べるようになるのです。
実際に講演の中で、YouTube上で視聴していた『アサシン クリード オデッセイ』のトレイラーから購入ボタンを押すと…5秒ほどでゲームがブラウザのGoogle Chrome上で起動しプレイ出来るという映像も披露されたそうです。
ゲーム実況との連動
上記以外にも『Crowd Play』というYoutubeのゲームプレイ動画や実況など"クリエーター"が使える機能も存在するそうです。
ゲーム実況中に「一緒に遊ぶ」ボタンを押すことで、ゲーム機やPCで別にゲームを立ち上げることなく、配信者と一緒にゲームをプレイすることが可能。
更に『State Play』という機能は、配信者がゲーム中の特定のシチュエーションや状態をセーブして、そのまま他のプレイヤーが遊べるように共有が可能になるそうです。
これはセーブデータ配信がシームレスになったようなもので、配信者がプレイしているステージや状況を、他のプレイヤーに遊んでもらうことが出来るようになる…というもの。
ライブ配信以上に、実況者と視聴者が一体となって1つの作品を作り上げていくことが可能となる訳ですね…!
テスト版の評価は…?
この『Stadia』ですが、2018年10月に「アサシン クリード オデッセイ」をプレイ出来るクローズドβ版が登場していたそうです。
これに対するレビュアーの評価は「PCゲームの実行できる代替手段に成り得るクラウドゲームサービスになる」「ゲームプレイおいてラグが少なく、インストールしたゲームと比べても遜色がない」という、期待を上回る高評価だったそうです。
ただし、Wi-Fiの速度によっては、画像解像度が圧縮・遅れが出たり…、有線接続であっても4Kで表示されず圧縮アーティファクトが出ることもあったとされています。
まぁ、テスト版なのでここから色々と改善はされていくでしょうが、回線状況に多少左右されてしまうこともある…ということはあるのかもしれませんね。
最後に
「データセンターがあなたのプラットフォームです」と言うほど、既存のハードウェアのサイクルを大きく逸脱した可能性を秘めている『Stadia』。
時代は遂に…ハードを必要としない時代になったのでしょうか…。
とはいえ、
- 『登録制』とはどのくらいの金額になるのか?
- 対応ソフトはどのくらいあるのか?
- 回線速度やラグの問題は?
など、疑問点も多々存在します。
現在はまだ『Stadia』の正式発表がされただけ…。今後どうなっていくのかが非常に楽しみですね。