こんばんは♪
お久しぶりの〇〇商法についてのコーナーです。
本日は『前後編商法』についてのお話!
前後編商法とは?
前後編商法とは文字通り、「第1作(前編)で完結させずに、2作・3作と決着を持ち越す事」を言います。
また"人気が出たから続編を作る"とは少し違います。これは最初から続編が出る事前提のものになります。
これについての感想は、賛否両論あると思います。
自分の好きな作品であったり、そもそも1作毎の完成度が高ければ、続きが出てくれるのは嬉しいですからね。好きな作品を長く遊べるのは嬉しいものです。
問題なのは…演出の使い回しとハードが変わる事、でしょうか・・。
ここで一つ、私の大好きなスーパーロボット大戦のお話を例に出してみましょう。
2008年9月25日にPS2で発売された「スーパーロボット大戦Z」。
この第1作そのものは、作品自体は若干暗いストーリーではあるものの、トライバトルシステム(αシリーズの小隊システムのようなもの)による戦略性UP、ロード時間も短く、やりごたえのある難易度でエンディング分岐もあり。更に戦闘アニメーションが非常に進化しており、自分と敵のいる地形(空・陸)によって攻撃方法が変わるのです。
何より男主人公のランドが超絶熱い、BGMも熱血している。そして女主人公のセツコは非常に鬱展開。
更にシン・アスカ救済イベント等々…言い出したらキリがないくらい個人的には良作品でした。
その約2年半後…
2011年4月14日、PSPにて、続編である「スーパーロボット大戦 破界篇」、更にその1年後の2012年4月5日に「スーパーロボット大戦 再生篇」が発売されました。
ハードが変わった事は気がかりではあったものの、ガンダムOOやコードギアス、グレンラガンにボトムズ等々、参戦作品は非常に新鮮なものが多く、また携帯機とは思えない程に戦闘シーンも非常に凝っており、家庭用ハード顔負けの演出でした。
何より参戦作品間のクロスオーバーが見事だったように思います。
そして…更にその2年後…
2014年4月10日に、今度はPS3&PSvitaにて「スーパーロボット大戦 時獄篇」、その1年後の2015年4月2日に「スーパーロボット大戦 天獄篇」が発売されました…。
確かにハードがPS3とvitaに変わって、映像は綺麗になった。しかし、こうも長くシリーズが続くと、過去作に出ていた機体の戦闘シーンは使い回しがどんどん目立ってくる。
更に、"続編が出る事が確定している為、一部武器(最強武器)が前編で使用不可"という制限までついてくる。
特に時獄篇→天獄篇は、機体が時獄篇で登場しきったものも多い為、上記が非常に目立つ…。
そしてそして、グラフィックが良くなった半面、戦闘アニメーションは手抜き間が目立つ。正直破界篇・再生篇のアニメーションの方が力が入っていたようにさえ感じてしまう(使い回しもあるから余計か?)。
※もちろん素晴らしい戦闘アニメーションもたくさんあります※
とはいえ、スパロボの戦闘シーンは既に完成されていると言っても差し支えない程出来がいい。それを更に毎回毎回違うアニメーションにするというのも無理があるのは理解出来る。それに発売までの期限もあるだろうから、全てを取り換えてより良きものを作るというのも難しい所もあるでしょう。
だからこそ、ここまで長くシリーズ化させるのは無理があったように思うのです。
補足しておくと、Zシリーズはこれだけ長いシリーズであるにも関わらず(長いからこそ)、きちんと伏線も回収し、物語は綺麗に完結しています。更に、1作1作のボリュームも相当なもので、きちんと1作毎に話を完結させている為、特に大きな問題がある訳でもありません。
ただ…こう長いとさすがに気持ちがダレてくるw
特にスパロボは、参戦作品と戦闘アニメーションが売りの一つなので、それが使い回しされてしまうとさすがに飽きが来てしまう…。※あくまで個人の意見です※
私は時獄篇辺りで心が折れてしまいました。(一応天獄篇までやりきりましたが)
尚、寺田Pも「Zシリーズは長すぎた」と言っていましたw
・・というように、前後編商法というのは、きちんと1作1作を丁寧に作って下さっていれば大きな問題はありませんし、今のところはあまり批判的な意見もないように思います。
とはいえ、使い回しとハード変更などの問題もあり、もし今後こういった商法が目に付くようになれば、気にする人も出てくるかもしれませんね。
ちなみに過去のスパロボ作品も前後編みたいに売られていたものもあります。
F・F完結編、α・α外伝・第2次α・第3次αなど。
(第2次〜第4次・EXは人気が出たからと思ってます)
とはいえ昔はこんなこと気にせずに毎回のめり込んでたんですけどねw
皆さんは、前後編商法について、何か気になった作品などありましたか?もしあればコメントなどで教えて下さいね♪
ではでは\(^o^)/