えなおのゲーム攻略ブログ

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「遊戯王商法」に潜む、深い…深い闇…

こんばんは♪

本日は『〇〇商法』についての更新です。

今回は今までご紹介してきた商法の中でも中々に深い闇を抱えている『遊戯王商法』についてお話をしていきたいと思います。

尚、今までの〇〇商法については以下よりご覧ください。

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遊戯王について

皆さんは、遊☆戯☆王という漫画・アニメをご存知でしょうか?

1996年から週刊少年ジャンプにて連載が開始。原作こそ終了しているものの、今現在も『遊戯王VRAINS』というアニメが放送されており、原作の連載が終了して15年が立った今でも絶大な人気を誇る作品です。

 

そして、この原作の中でも、"マジック&ウィザーズ"という架空のトレーディングカードゲームが読者に大きな反響を呼んだ為、後に現実にカードゲーム化されていくこととなりました。

それが今現在も続いている《遊戯王オフィシャルカードゲーム》です。

この遊戯王OCGは、

  • 世界一販売枚数の多いトレーディング・カードゲーム
  • 参加人数が最も多いトレーディングカードゲームトーナメント

として、2度、ギネス認定されています。

 

遊戯王商法とは?

結論から言うと、遊戯王商法というのは

『ゲームにカード等のオマケを付け、オマケの力でゲームを売りつける』

手法のことを言います。

特にこの遊戯王OCGに関しては、ゲームだけでなく、ゲーム攻略本・OCG解説本(ヴァリュアブルブック)、玩具(デュエルディスク等)、漫画・ジャンプなどの雑誌にも付録としてつくことがほとんどでした。

そして一番の問題は…そのオマケカードが非常に強力なものが多かったこと、です(もちろんものによりますが)。

 

更に、この遊戯王OCGは基本的に同名カードは3枚までデッキに組み込む事が出来るようになっています。つまり、強力なカードであればあるほど、3枚入手したくなるのです。(後に禁止・制限(1枚のみ)・準制限(2枚まで)という制限が付くこともあります)

いや…遊戯王全盛期だった時代は、3枚積みしていないと通用しないという事もあった為、是が日でも入手しようとする人もいたほどでしたね。

 

遊戯王だけの話ではありませんが、こういったカードが付録されている雑誌は、『カードの入った袋だけ破り取って万引きする』という問題が多発した事もあります。

 

元々カードゲームがゲーム化される場合は、何らかの特典カードが付くことが定番となっていますが、その特典カードがあまりにも強すぎると、この"遊戯王商法"という名称で呼ばれる事があり、その名がどんどん定着していくこととなりました。

 

遊☆戯☆王DM4 最強決闘者戦記

挙げだすとキリがないので、一つ最も酷かったゲームを紹介しましょう。

それが「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記」というゲームです。

これは2000年12月7日にゲームボーイで発売された遊戯王のカードゲームになります。

ゲーム内容も非常に酷い出来ですが…このゲーム、以前に紹介したバージョン商法を取り入れているのです。

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"遊戯デッキ"、"海馬デッキ"、"城之内デッキ"の3バージョンが発売され、

バージョン事に専用カードが5種類存在し、その内『3枚のみ』が封入されているという仕様になっていたのです。

「たかだか特典カードで…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この特典カードの中でも2種類、明らかな強カードが存在しており、それを欲するデュエリストもいたのです…。

 

尚、このゲーム、先程もお伝えしましたが、ゲームの出来は非常に酷いです(長くなるので内容はまた別の記事ででもご紹介します)。

にも拘わらず、250万本もの売り上げを記録しているのですから、発売当時の遊戯王人気は凄まじいものだったという事がお分かりいただけるのではないでしょうか…。

ただし、原因は知る由もありませんが、上記のシリーズはこの後どんどん売上本数を減らしており、続編以降の売上は『5』:約40万本、『6』:約26万本、『7』:約24万本、『8』:約12万本となりました。

 

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以上になります。

私自身、子供の頃が遊戯王全盛期だった為、原作・アニメ・OCG共に大好きで、友達と遊んだりカードゲーム屋で大会に出たり、色々な思い出があります。

そしてOCGこそもう大分昔に引退しているものの、遊戯王デュエルリンクスというアプリで今現在も遊んでいるくらい遊戯王は大好きな作品です。

 

子供の頃はこの遊戯王商法というものを全く理解しておらず、単に「強いカードが特典につく!」程度にしか考えていませんでしたが、今改めて思うととんでないことをしてたんですね(;´・ω・)。

まぁそれだけ遊戯王という作品が皆から愛されている作品ということではありますし、そもそも会社として利益を出す為であれば、別に間違った事をしている訳ではないのかもしれませんが…。

 

ただ、人気作品や特典カードに頼りきりで、本来ユーザーに楽しんでもらうべきゲーム本編がおざなりになってしまっては何の意味もありません。

そもそも強力なカードは特典ではなくブースターパックなどに封入して売ればいいだけの話ですからね。

 

さて、少し長くなってしまいましたが、本日はここまでとなります。

この遊戯王商法、皆さんはどう思われますか…?

 

ではでは\(^o^)/