こんばんは♪
お久しぶりの〇〇商法についての更新です。
本日は『DLC商法』についてお話していきましょう。
先日、スパロボTの記事を書いた時に記載したDLC商法。
このDLC商法というのは、肯定的に捉えている人もいれば批判的に捉えている人もおり、作品や人によって千差万別…様々な意見があります。
正直な私個人の意見としては『否定的』になります。
※ものによりますがw※
その詳細を1つ1つ見ていきましょう。
DLC商法とは?
DLC(ダウンロードコンテンツ)商法とは、インターネット通信可能なハードが普及した事で生まれた"データ配信サービス"のことです。
発売されたゲームに対して、後からインターネットを通じてデータを配信し追加コンテンツをユーザーに楽しんでもらう…主にPS3が普及した辺りからこの商法が多く取り沙汰されたのではないでしょうか。
これは「無料版」と「有料版」の2種類があり、ほとんどのDLCは有料で販売されているものが大半になります。
DLC商法そのものについては私は悪い事だとは思っておらず、有料で販売されることも一つのゲーム作品を長く楽しむ上では必要不可欠なものだと考えています。なぜならそのコンテンツを制作する際にも、制作スタッフなどの人件費やゲームを作る為の予算が必ず必要になってくるからです。
問題なのは『最初からDLCありきでゲームを制作し、追加でユーザーからお金を巻き上げる事』なのです。
例えば、
- 製品版としての完成度が非常に高く、その上でゲームをより良いものにする為にストーリーやダンジョンを追加して販売していく事。
- 明らかに手抜き制作したゲームを『とりあえず販売』し、後からコンテンツを追加し追加でお金を徴収していく事。
これは同じDLC商法であったとしても、意味合いが大きく異なります。前者はユーザーからも良い印象を与えるでしょうが、後者は明らかにユーザーの不満を買う事になります。
もちろんゲームを販売する会社として、売上を大事にしなければいけない事は事実ですし、開発時期の関係でどうしても間に合わないものも出てくるかもしれません。
しかし「DLCがあるから大丈夫。後から追加していけばいい」と頭から追加コンテンツに頼り切りになって本編をないがしろにすることは会社そのものの信用を失う行為である為、ゲームを販売する以上キチンとしたゲームを販売してほしいと私は思います。
DLCの悪い例
まずは悪い例から見ていきましょう。
①スパロボシリーズ
以前のスパロボTの記事の時にも書きましたが、最近のスパロボは本編とは別に『ボーナスシナリオ』というものが存在します。
スパロボTであれば全20話で、1話辺りが約150円前後。フルパック購入すると2917円(税抜き)です。
例えばこれが、ソフト発売後に後から本編を盛り上げる為に追加されたものであれば特に問題はありませんが、これ「本編発売と同時に販売」されています。
それならあらかじめ本編に収録しておいたらどうか?と私は思ってしまいます。
②テイルズシリーズ
テイルズシリーズもこのDLC商法が当たり前になっています。導入されたのはPS3版テイルズオブヴェスペリアからでしょうか…。
テイルズシリーズの楽しみの一つとして、キャラクターのコスチューム変更というものがあります。昔の作品であればイベントをこなし称号を入手することで変更が可能だったのですが、今現在では『別売り』で販売されています。
ヴェスペリアでいうと《1つ300円のコスチュームが4種類×9キャラ分と、1つ150円の「TOA生誕記念コスチューム」×3キャラ分の計39種類が販売》。
衣装だけを揃えようと思っても1万円を超えてしまい、ゲームソフト以上の高い買い物となってしまいます。
しかもこれは「内部的に存在する称号を解禁する為のアンロックキー」となっている為、そもそもゲーム内に最初から組み込まれていたものなのです。
尚これらの多くは、最新のヴェスペリアリマスター版では無料で配布されています。
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これらは主にバン〇イナムコゲームスが多く取り入れているやり方です。アイドルマスターなども追加コンテンツだけで相当な額を持っていかれるようですし…。
DLC商法の良い例
次に良い例です。
①ウィッチャー3 ワイルドハント
日本ではスパイクチュンソフトから発売されたアクションRPGであるウィッチャー3。
ポーランドのファンタジー小説「The Witcher」を原作にしたRPGで、シリーズ3部作の最終作となる本作。
ゲーム本編のやり込み度はすさまじく、プレイ時間はメインストーリーに50時間・それ以外のサブイベントややり込みに50時間以上という計100時間が見込まれて制作されています。
発売前の予約本数で既に100万本を超え、発売後2週間で400万本が販売された大作で、2015年には『ゲーム・オブ・ザ・イヤー』を受賞しています。
このゲームには、後に大型アドオンとして『無情なる心』と『血塗られた美酒』という二つのDLCが有料版で配信されました。
フィールドマップの拡張・大型メインクエスト&サイドクエストが追加され、その他にも複数の追加要素が組み込まれています。
特に『血塗られた美酒』に関しては、フィールドマップがまるごと1つ追加、メイン・サイド共に多数のイベントが収録されており、このDLCだけで各ゲーム・オブ・ザ・イヤーに選出される程の出来となっています。
ちなみに、無情なる心で約10時間・血塗られた美酒で15~20時間ほどプレイ出来るほどのボリュームがあります。
金額は無情なる心が1179円、血塗られた美酒が2300円です。(どちらも税抜き)
もう一つ付け加えておくと、このゲームは衣装や防具セット・クエストなど16種類のDLCは無料でDL出来ます。
②モンスターハンターシリーズ
モンハンシリーズは以前よりクエストやアイテム入手が無料で追加されています。
現在発売中のモンスターハンターワールドも、一部(ジェスチャーやスタンプなど)有料のものも販売されていますが、イベントクエストなどは無料で配信されています。
更にまだ配信はされていませんが、モンハンワールドにおいて『アイスボーン』というG相当の大ボリュームと明言されている超大型コンテンツが配信予定です。
これに関しては有料となっているようですが、本作のエンディングから始まる新たなストーリーも用意されているとのことで、今後の展開が大いに期待できる内容となっています。
最後に
上記はほんの一例に過ぎず、他にも様々なDLCが存在します。
まぁ結論としては、嫌なら買わなければいいというだけです(^^;
(ここまで色々語っておいてw)
良いものはどんどん良い印象が広まっていくし、悪いものも同じように悪い印象が広がっていくし、結論それは販売してしまった会社側の責任ですからね…。
DLCを全部無料で配信しろとは絶対に言いませんが、少なくともお金を払ってユーザーに提供する以上、販売するゲームは最低限キチンと作り込んだものを販売してほしい。
その上で追加でコンテンツを配信するのであれば、良いものであればユーザーは気になって購入してくれるのではないでしょうか?(ここはあくまで個人の考えですが)
会社としての事情も色々あるのだろうなというのは理解出来ますが、その点は販売する側としてキチンとしてほしいものですね。
皆さんはこのDLC商法についてどう思われますか?
是非コメントなどで教えて下さいね♪
ではでは、本日はこの辺で\(^o^)/