こんばんは♪
以前に、スーパーファミコン内蔵型テレビ『SF1』についてご紹介した事がありますが、記憶にございますでしょうか?
もしまだ見ていないという方がいらっしゃれば、以下の記事よりご覧いただければ幸いです。
これは任天堂から正式なライセンスを受けてソニーから販売された"互換機"にあたるもので、実はこれと同じタイプの『ファミコン内蔵型テレビ』というものが1983年に発売されていました。
本日は、この内容についてお話していきたいと思います。
ファミコン内蔵型テレビ『ファミコンテレビC1』
『ファミコンテレビC1』とは、1983年にシャープから発売された、ファミリーコンピュータの機能を内蔵したブラウン管テレビのことです。
正式名称は『マイコンピュータテレビC1』
このファミコンテレビC1は14型と19型の2種類のサイズが販売されており、金額は以下の通りです。
- 14型:定価9万3000円(14C-C1F・W・R)
- 19型:定価14万5000円(19C-C1F・W)
尚、このテレビはリモコン機能が搭載されておらず、チャンネル選択などはテレビ本体のボタンを操作する必要があります。
これは任天堂との共同開発によるもので、任天堂から正式なライセンスを受け販売されている"ファミコン互換機"です。
通常のファミコンがコンポジットビデオ経由だったのに対し、こちらはRGB接続がされており、通常よりも画質がより鮮明に表示されていました。
その為、当時のファミコン雑誌の画面写真に良く使用されていたらしく、本機種が生産中止になった際、流通在庫を求めて雑誌編集者が秋葉原を探し回ったという都市伝説が…あるとかないとか…。
※RGB接続とは※
色の表現法の一つで、【赤・緑・青】の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する"加法混合"の一種のこと。
更に、当時ファミコンが大流行したことと画質の鮮明さもあって、後に海外でも『Sharp Nintendo Television』という名で1989年に発売。
また2013年にヤフオクのオークションでも、14型が通常価格の1.5倍を超える15万2200円で落札されるということがありました。
主な特徴
以前に紹介したSF1は本体上部に差込口が存在していたのに対し、このファミコンテレビC1は本体下部に各種差込口が存在します(下記画像)。
また、全面からカセットを差し込む構造上、ディスクシステムやデータック等は使用する事は出来ません。
更に、ファミコン後期に発売されたゲーム(拡張音声が使用されているもの)等、一部プレイする事が出来ないゲームも存在するようです。
そして「JR GRAPHIC」というドット絵を描くソフトと、「TV NOTE」というメモ機能のソフトを内蔵し、『ドンキーコングJR.』の1面と4面のみのバージョンと『ドンキーコングJR.の算数遊び』を収録した特別版カセットが付属。
オプションとして「PLAYBOX BASIC」というファミリーベーシックとほぼ同機能のカセットと専用のキーボードもあるそうです。
互換機について
少しだけ『ファミコン互換機について』追加でお話します。
ファミコン互換機には、任天堂のライセンスを受けた正式な商品と、ライセンスを受けていない非公式な商品があります。
そして、任天堂から正式なライセンスを受けて発売した会社は"シャープのみ"です。
非公式のファミコン互換機は1990年ごろから登場しており、任天堂から正規品が発売されなかった一部の地域では、互換機が手軽にファミコンソフトで遊べる唯一の手段となっていました。
ちなみに、2003年に任天堂がファミコンの生産を打ち切り、ファミコンに関する特許権も消滅した為、現在は各メーカーが様々なファミコン互換機を生産し、日本国内にも多数流通しています。
この互換機については、明日「オススメ商品三選」という記事にて別途紹介予定です。完成次第こちらにもリンクを貼っておきますね(^^♪
最後に
SF1は以前から知っていましたが、このファミコンテレビC1は調べるまでその存在を全く知らずでした…(;´・ω・)。
というかファミコン発売と同じ年に既にこんな製品が販売されていたことに驚きです。
皆さんは、このファミコンテレビC1…実物を見たことがあるor実際にプレイしたことがありますか?
もし「ある!」と言う方は是非感想など教えて下さい♪
ではでは、本日はこの辺で\(^o^)/